キーウの月

学校の読み聞かせで、たまに絵本ではなく
素敵だなと思う詩を読んだりもする。
ショートストーリーを読もうかという時には
ジャンニ・ロダーリの「パパの電話を待ちながら」
彼はシュールだけど笑いと愛があってピースフルで
大人も子どもも楽しめる。約60編のお話から選んで
朝の短い時間にもおすすめです。

そんなロダーリが1960年代に書いた詩に
落ち着いた色合いのクレヨン画が描かれ、
ウクライナ救援のために昨年緊急出版された絵本がキーウの月。
〜わたしの光はパスポートなしで旅をします〜
詩と絵がとてもあったかいのでぜひ手に取ってみて欲しいです。
*この絵本の利益はセーブ・ザ・チルドレンに寄付されています。
「キーウの月」
ジャンニ・ロダーリ 作
ベアトリーチェ・アレマーニャ 絵
内田洋子 訳

しみじみそうだよねと思う。月は全てに平等にいる。
世界中のどこから誰がみても。
目を覆い耳を塞ぎたくなるような状況を作っているのは人。
大切な人と穏やかな気持ちで月を見上げたいと願うのも人。
こどもは満たされて月明かりに守られ眠るのがあたりまえ。(でありますように)

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